ルール&マナー

パンチアウトを食らう前に・・・

【海に入る前に入念な準備運動を】

暖かい陸地から冷たい海に急に入ると、体に負担が掛かります。少しずつ海に入り慣らしましょう。沖で突然足が攣ってしまったら…と考えると、その危険性はわかりますよね。少しずつ海に入り慣らしましょう。また、サーフィンは予想以上に持久力が必要なスポーツです。出来れば普段からトレーニングをしておき、体力づくりを心かげておくと良いでしょう。

【波のコンディション変化には十分に注意を】

サーフィンは自然相手のスポーツです。海の様子は、天気や時間帯によって刻々と変化します。波が大きい日や風の強い日は、海の中には強い沖への流れ(カレントと言います)が発生することがあります。自信のないコンディションの日には、海に入らないようにすることも大切な判断です。

【もしも沖に流されたら】

サーフィン中にもし沖に流されてしまったら、その流れに逆らわずに、横(岸と平行)にパドリングしてカレントから抜け出しましょう。元の場所に戻ろうとしてカレントに逆らって泳いでも、カレントが強い場合は体力を消耗するだけです。また、波が崩れていない場所ほど沖に向かうカレントが強い事も覚えておきましょう。

【波に乗っている人の邪魔にならないように!】

サーフボードに寝そべり、両腕で海水を漕いで進む事を「パドリング」と言います。「パドリング」しながら、沖に進む事を「ゲッティングアウト」と言います。 「ゲッティングアウト」をしている時は、波に乗っている人の邪魔にならないよう心掛けましょう。もし乗っている人の進路をふさぐ位置に自分が居た場合は、その人の進行方向とは逆の方向に向かって「パドリング」しましょう。

【サーフボードを離した時】

サーフボードをむやみに手から離してしまうと非常に危険です。サーフボードが波に流されるなどして他の人に激突し、大怪我を負わせてしまう事もあります。あなたを中心として、サーフボード+リーシュコード分の範囲が危険にさらされるという事を意識して、もしサーフボードを離しそうになった場合は、周囲に人が居ないかを確認しましょう。

【ワン・マン・ワン・ウェイブは世界共通のルール】

サーフィンでは、全世界共通のルールがあります。それが、「ワン・マン・ワン・ウェイブ」です。つまり、ひとつの波に乗っていいのは一人まで。基本的には、その波が一番最初に崩れる地点に近い人に優先権があります。 既に波に乗っているサーファーが居るのに、その波にテイクオフしようとするのは、「前乗り」という、一番やってはいけないルール違反となる事を覚えておきましょう。